学びをライフワークに

おはようございます。

 今朝は雨の宇治です。雨ならずして花猶落(はななおお)つ。これは、桜の花の季節にはよく雨が降るのを見て、花は雨によって散るのではないぞ、散るべくして散るのだと、諸行無常観(流転)を歌った歌です。

 「にんげん学」大阪講座「老子を読む」ご出席の皆さんありがとうございます。老子は成功して失敗してしまうのは「道理に反するからだ」と断言します。
 今当に桜が咲き誇っています。花が散りますと、来年まで咲きません、それは咲いたら根源・原点に戻り、樹木の力を休ませ、また一からやり直し咲く準備をするのです。咲き続けることなどあり得ないのです。それを「静寂に戻る」と老子はいいます。浮かれないということです。人間は少しの成功で「はしゃぎ、自惚れ学ぶことを忘れてしまう」、故にすべてを失う。
 畑に種を蒔いて実れば、取り入れ、穫り入れが終われば又畑を耕し一からやり直すのです。穫り入れたままで種を蒔いたとしても、「地力・地味が弱っていて育たないのです」。エネルギーを放出したら、休ませ蓄積し直さなければならないのです。
 スマホの電池が切れれば誰でも充電し直すのです。学びとはまさしく、このように行う、繰り返すことなのです。しかし、新たに学ぶ事もなく、新たな力を出そうとしても、それは道理に反することであり、聞く耳も、学ぶ気持ちもなく、意地だけでは、情報など活かしようもないのです。
 物質的欲望で学んでいる人の多くは視野狭窄(しやきょうさく)となり「精神生活を軽んじてしまうのです」。故に他の人の豊かな世界を見ても否定するというお粗末な人間性を形成していくのです。

 自分を見つめ直すことなど到底あり得ず、「できたのに」「できていたのに」という、何の根拠も道理もない、いわば「へりくつを言うのです」。反省すら出来ない、「反省は改善の源」であります。
 お腹がすけば食べる、エネルギーの補給です。学びは永遠です。学ぶ人は永遠に「心の大地を耕します」故に「心の大地に一年に二毛作でも三毛作でもできるアイデアが湧いてくるのです」。
 皆さん、目を開けてしっかりと自然を見て下さい、畑を見ても、公園の桜を見ても、隙間もなく野菜や桜木を植えてはいないのです。空間、間を設けているのです。育つには育つだけも間、栄養を補給する力が必要なのです。
 心学はまさしくその「無駄」「間の学び」なのです。役立つ学びばかりやっていたのでは厳しいことを書くようですが「間抜けになるのです」。間を持つことのできる人が「人間」といいます。心にゆとりを持ち、人様を受け入れられる余裕、間を持ちましょう。
 心学を永遠に、生涯のライフワークとしていただければ幸いです。

 今日はNPOこころのはな「子ども食堂」開店日です。今日の正午まで予約を受けつけております。0774-45-5561。小学生以下は無料。中学生以上保護者の方は300円ちょうだいしております。予約後のキャンセルの場合も必ずお電話を入れて下さい。お待ちしております。
       
世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。
☆「仕事運が良くなる」日々の四つの実践徳目:慈悲の心を持つ(思いやりは勇気)・質素倹約(物心両面のゆとりがなければ心貧しくなる)・謙虚な心(争いを生まない)・一隅を照らす(ポストにベスト)。
※どのようなことでもご相談下さい。人生開運相談。辯財天秘法・開運姓名判断等々。電話:0774-44-5380。メールbonsan01@wao.or.jp 相談する勇気が幸運の扉をノックします。
※心華寺で一泊、プチ修行をし心身のリフレッシュをしませんか?いつでもお待ちしております。坐禅、読経、水行、写経、作務、食事作法、非日常体験で、新しい自分発見を。ご相談料、一案5千円。

☆「にんげん学」大阪講座「老子を読む」ご出席の皆さんありがとうございます。老子を読むたびにデトックスし、何か心が洗われます、来月5月7日(火)大阪市中央公会堂地下研修室でお目にかかりましょう。

f:id:shibasaijyo:20190409183801j:plain

f:id:shibasaijyo:20190409183911j:plain

f:id:shibasaijyo:20190409184000j:plain