縁を大事にしましょう

おはようございます。

 今朝の宇治は良いお天気です、ヒンヤリ感も気持ちよく、一日をしっかり過ごせるように感じます。
 幸せになるのも、不幸になるのも、原因があります。すべてのものは、みな「縁(条件)」によって生まれ、そして縁によって滅びるのです。
 因果応報、この言葉を知ったとしても、善因を作らなければ善果は得られません。善因を生みだす道を歩まなければ、善果は得られないのです。そして、その善果は「いつ」得られるのかはわからないのです。神のみぞ知るのです。このことを知ったらどのようにあるべきなのでしょう。答えは「利他の道を歩み続ける」です。
 私たちの身は父母を縁として生まれ、食物によって維持され、また、この「心も経験と知識とによって育ったものです」。だから、この身も、この心も、縁によって成り立ち、縁によって変わるのです。
 雨の降るのも、風の吹くのも、花の咲くのも、葉の散るのも、すべて縁で生じ、縁によって滅びるのです。この繰り返しが自然の道理です。
 精進し続ける楽しみ喜びがここにあります。自然に四季があるように、人生にも四季があるのです。時ならぬ寒波も、嵐も、猛暑もあるのです。そのときに、自然は自然のままですが、人間はいつしか我で物事を考え、時ならぬ、寒波や、嵐に遭遇したときに、「道に反した言動になることを慎むのが道を歩むこと」なのです。
 寺の周りに楠木があります。私が比叡山下山直後はまだまだ今のような大木とは成っていませんでした。楠木は他の樹木より大木になるのが早いのです。なぜでしょうか?。それは強風が来たときには逆らわず、枝葉を落とし、しなやかに反応し幹を根を守るのです。
 私たちはこの道理を学ばねばなりません。心は経験と知識によって育って行きます。私はいつまでも未熟だと思っています。だから、人様との意見が違う、価値観は違うことを経験で知っていますので、先ず人様を「認めます」、そして水神様を信じ歩む行者です。何かにぶつかれば「方向を変えて使命を忘れません」。このようにあることが、楠木が枝葉を落とし幹と根をまもるのと同じ事となるのです。自分をチェンジできますが、人様をチェンジすることは争ったとしてもできないのです。
 私たちには理性と感情が具わっておりますが、道、道理を知らずにいますと、例え知っていたとしても、道、道理を通しての経験、知識を豊かにしておきませんと、意見の衝突が生じたりしますと感情が勝り、何もかも失ってしまうことになりかねないのです。
 先日書いていますが「忍耐は衆妙の門」。皆さん争いは「正しいと正しいが争うのです」このことを私は道理を知り体験して体得できたのです。「修養は一生です」、修養は一生の目的です。それは人生を大木と化すためであり、人生を愉しく全うするためです。
 要するに、道を歩む、縁を大事にできるということは、「どうなりたいかがなければダメ」「どの道を歩むのかがなければダメ」ともいえます。ただ良い人生を、出世がしたい、お金が欲しいというだけでは、目的も持てず、目的がないから目標も持てず、到達する目標がないので、縁を縁としようがないのです。そして経験から知識を養えないのです。
 縁を縁として素晴らしい人生と化するためには、幸せに成る道を歩みましょう。それが「利他の道」です良い週末をお過ごし下さい。
 明日第2日曜日は心華寺・金港辯財天様「水子供養祭法要」を午前10時から行います。あなたしか知らない水子の霊様です。お話、ご焼香におまいりくださいますよう。お待ちしております。
 また明日はNPOこころのはな第28回「ひきこもり女子会」を開催します。午後12時~16時です。陽気がよくなりましたので「バーベキュー」をしながらの女子会です。楽しく美味しい物をいただきながら話し合い、聞き合いをしましょうという企画です。お待ちしております。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。
☆「仕事運が良くなる」日々の四つの実践徳目:慈悲の心を持つ(思いやりは勇気)・質素倹約(物心両面のゆとりがなければ心貧しくなる)・謙虚な心(争いを生まない)・一隅を照らす(ポストにベスト)。
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