学びは心の故郷

おはようございます。

 「にんげん学」一宮講座「新・論語を読む」ご出席の皆さんありがとうございます。学びは心の故郷。苦楽を感じる心は「その時々の心」であり本性の心ではありません。だからこそ、縁に触れて言葉や態度に怒りを含んだり、人を攻撃したりして「後悔先に立たず」としてはならないのです。
 悔やむ人生を体感したのならば、二度と起こさないように、心が外の世界に引かれていた心を、心の故郷、静かな心に戻すことを知るべきです。でなければ、自分の心で心身を毒し、傷つけてしまいます。せっかくの人生を台無しにしてしまいかねません。
 誰しもが心の大切さを知っています。では、どんな心とすべきだと思っていますか?私は、人様に優しく接していただければ嬉しいですので、「人に優しく接していける心を持ちたいと思っています」。外の縁によって一時の心が生じるのが分かった時から、いろいろな縁に接し、「人の振り見て我が振り直せ」「我以外すべて師なり」として、「学びたい人、学びたい心」、「学んではいけない人、学んではいけない心」も知りました。
 知識の大事はいうまでもありませんが、やはり人間性が大切です。「心を整えるということは永遠の命題」。孔子は「吾十有五にして学に志す」と人生計画を立てたように。生知(せいち)の人(生まれながらに知る人、天才)と言われた孔子でさえ一生学びを忘れず、捨てなかった。
 私たちは生まれてから知ったのです。生まれたときは「無心」。ですから、楽しく学び続けませんと「無に帰する」のも私たちであります。畑(心)に種を蒔き(仁の教えを蒔き)育て実れば、無に帰する、畑は元に戻り大地だけとなるのです。人柄が人柄と出来るのは、いつ如何なる時でも同じ態度、同じ言葉で接すればこそでありましょう。
 私たちは一時の事柄で、直ぐ自惚れ傷つき、外の世界に心を引きずられたままになってしまい、人生を退化させてしまうという愚を犯しかねません。
 人生をこのように生きようと決めながらも途中で止めてしまう方があります。何故でしょう、それは「志が無い結果」と私は考えています。志とは、「世間から認められる、認められないという二元的な世界ではない、打算ではありません」。一生涯を貫く生き様です。
 孔子も不遇の時代が長くありました、そこで何を感じた方といえば「仁」思いやりです。一人の人に思いやり、仁の心で接してもらうだけで人生は勇気と希望があふれ、歩めることを知ったのです。
 人生に困難のないことはありえません、しかし、どんなときでも「志があれば自分を見失うことはないのです」。「こうありたいという理想が志」です。
 人生に不平と不満を感じて鬱々と暮らしていた私は、喜びを感じないのは、問題解決こそ人の使命で有り、「仁」「思いやりである」ということに気づけなかったのです。苦しんでいるのは自分だけだと、人様も苦しんでいる方がおられる、という「気づきの無さ」、「志の無さ」に気づいたのです。
 類は友を呼ぶ、不平と不満を言う友ばかりの時は、そのような友ばかりでした。あるとき、苦を感じ、それを解決することを「志とする人、書と出会ったのです」。 仁・思いやりの深い人と出会ったのです。
 「こうありたいという理想、志」があれば、自惚れにも、失意のどん底にも止まることなく、イキイキと学ぶ豊かで楽しい人生、使命を果たせる生きがいが目の前に現れるのです。人生は目の前から学ぶことを知りました。そして「心の故郷を持てたのです」。寂しくなったとき、悲しくなったとき、心学の「書」に帰るのです。
 今夜は「にんげん学」東京講座「老子を読む」、東京地区の皆さん、会場でお会いしましょう。
 今日は志とは何かを考えて見てはいかがでしょうか?

 

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。
日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。
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✩「にんげん学」一宮講座「新・論語を読む」ご出席の皆さんありがとうございます。来月は6月6日(木)です、来月も元気にお目にかかりましょう。翌日7日は、中部地区心に華を咲かそう会第17回「チャリティゴルフコンペ」を開催します。皆様のご参加とご支援ご協力をよろしくお願いいたします。

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