自慢話は人を遠ざける

おはようございます。

 昨日も素晴らしいお天気でした、毎日学んでいますが、その都度その都度気づきがあり、戒めることばかりです。
 「先生と言われるほどのバカでなし」という故事があります。これは「先生という呼称は敬意を伴わない場合もある。先生と呼ばれて気分をよくするほど馬鹿ではないということ。また、先生と呼ばれていい気になっている者をあざけっていう言葉」であります。
 よくよく戒めなければと思っています。老子22章に「自慢は必ずあなたを滅ぼす」として、
 「自ら見(あらわ)さず、故にあきらかなり。
  自ら是とせず、故に彰(あきら)かなり。
  自ら伐(ほこ)らず、故に功あり。
  自ら矜(ほこ)らず、故に長たり。」
 意は「自分のやったことを人に自慢するのは愚かなことだ。もっと実力を高めようとする向上心が、そこで止まってしまうからだ。しかも、自慢話を聞かされるほうは、たまったものではない。親友をえることはできないだろう。自慢は二重の意味で、自分で自分の首を絞める行為なのだ」。
 勉強会でも法要の時でも、体験談をよくお話しします。そんなときには、自慢話になりますがと私はお断りを入れて話すようにしています。
 「自分だけの正義を掲げると苦しむ」と先日のブログで書きました。日常会話に占める自慢話の割合は、相当高いように思います。
 誰かが自慢話をして、それに負けじとまた誰かが自慢話をする、そんな連続でしょう。しかも、自分が自慢話をしたことを棚上げして、「あいつは自慢話をする」と他者を嫌悪する人の、何と多いことか。
 せっかく人に誇れる行いをしても、自分からそれをひけらかし、自慢したのでは、行いの値打ちは半減どころか、マイナスになってしまいます。その理由は、二つ考えられます。
 一つは、自慢から慢心が生じ、「さらに実力を磨いていかなくては」という向上心が失われてしまうからです。その瞬間、自分の成長は止まると言っていいでしょう。結局は実力が身につきません。
 本当に実力を養おうとする人は、常に現状に満足をしません。だから、向上心をバネにしていっそう実力を磨いていけるのです。あえて自慢話など私のようにせずとも、いや、しないからこそ、周囲に評価されるというわけです。
 もう一つは、自慢話は人を遠ざけるてしまうのです。そんな人とは誰もお付き合いしたいとはおもいません。もし、お付き合いする人がいるとすれば、「利害関係だけ」で、本当の親友は得られないのです。自分が困ったときに、誰も助け船は出してはくれない寂しい人生となるのです。また自慢話を嫌うのは、話すことはできたとしても、それだけでは人は立派な人だとは評価はしないものです。
 自慢は自分で自分の首を絞めることを、くれぐれも忘れたくないものです。心学はやはり解毒作用に大いなるものがあります。改めて学び考えております。
 今晩は「にんげん学」一宮講座、明後日は東京講座です。双方共に令和最初の講座です。楽しみにまいります。
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 今日は向上心とはという思いを大切にお過ごしください。 
 
世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。
日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。
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NPOこころのはな「子ども食堂」ご来店ありがとうございます。昨日のメニューです。

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