利他が我利になっていないか？ - 毎日読む心の栄養ドリンク

おはようございます。

　新しい内閣が誕生。民衆が苦しむのは上に立つ政治家が、苦しんでいる民衆の姿が見えない声を聞こうとしない結果だと思ってくれるような内閣であってほしいと願っています。「政は正」であることを願っています。そのためにも有権者であります私たちは、主権在民であることを確かにして責任ある行動をとりたいですね。
　高学歴の人の陥る世界は、一般の人びとの感じ方が出来ず、民衆の苦しみの声が聞こえなくなるのです。それは我利で教えを用いている証でもあります。政治家はこのような落とし穴にはまってほしくはないものです。民衆が困っている現実を見たら、反省する、反省できる政治家であっていただきたいと願っています。
　「善　責めるなかれ」とは比叡山伝教大師様の教えです。自分の理想を人に追い求めるとかえって仇になるということです。「人を責める前に自分の行動を言行一致させなさい」ということです。言うはやすし行うは難しです。
　教えるということは、向上してもらうということです。逆に学ぶ、教えてもらうということは、いつも書いていますが「学ぶ＝まねぶ＝行動する」ことです。こう考えますと、教える側と教わる側の「教える、教わるという心の一致」が見えます。ではなぜ、齟齬をきたすのでしょうか？（そご。物事がくいちがって、意図した通りに進まないこと）。

　それは互いに「道理・真理を我利に用いようとしている、自分の都合の良いように用いようとしていることから起きる齟齬」です。
　教えの精神・意識を「双方共に利他に置いているかどうか」ということです。私たちは「今」に「ポストにベスト」を尽くせるか否かで自身を社会を豊かに向上出来るかどうかに目覚めるべきです。「分かってくれない」というようなあまりにも簡単な理由で切って捨てるような愛情の無さ、思いやりの無さでは「利他とは言えないのです」。
　花を育てる喜び楽しみのように、人を育てているかということです。
　私たちは教える側であっても、教わる側であっても、真の「利他の心で日々の仕事に携わるべきです」。そこには自ずから楽しい切磋琢磨の世界、悦びの世界が現実となります。向上することほど、使命感という人生最大の喜びに目覚めるのです。
　昨日開店しましたNPOこころのはな「子ども食堂」ご来店ありがとうございます。次回の開店日は10月2日（水）、9日（水）の二回午後４時～７時開店です。2日（水）、9日（水）両日共に正午まで予約を受けつけております。小学生以下は無料。中学生以上保護者の方は300円ちょうだいしております。予約後のキャンセルの場合も必ずお電話を入れてキャンセルしてください。
　昨日もボランティアの皆さんに助けていただきました。ありがとうございます。お世話に本当に頭が下がります。次回からもよろしくお願いいたします。ありがとうございます。
　今夜は「にんげん学」一宮講座「老子を読む」。明晩は「にんげん学」東京講座「老子を読む」となっております。双方の会場共にお目にかかれますことを楽しみにまいります。
　今日はもう一度「利他とは？」を考えてお仕事してください。人様との齟齬を来すのは「利他の思いが少し違っていたのかも？」「利他が我利になっていたのかも？」という思いをしてください。
　
世界平和をお祈りいたしましょう。Ｆｌｏｗｅｒ　ｉｎ　ｙｏｕｒ　ｍｉｎｄ・ありがとう・心に華を咲かそう。
日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。
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