徳は身を潤す

おはようございます。

 今朝も鹿児島です、午前中にB巧芸社様本社の安全祈願を修し講話を終えてお昼からの飛行機で帰ります。

 こちらへお伺いするようになって20年になると思います。ありがたく思います。今日も「大学」を紹介します。

 「富は屋を潤し、徳は身を潤す。心広く体ゆたかなり。」大学伝六章。

 訳は、「お金」があれば立派な家に住み快適な暮らしが出来るように、「徳」があれば体には気が巡り潤って充実し、心も広々として余裕が出てくる。

 「お金があれば幸せになれる」と多くの人は思っているかもしれませんが、お金があることと幸せなことは別々のことです。

 お金があっても不幸せな人もいれば、お金がなくても幸せな人もいます。
 もちろんお金があるに越したことはありませんが、ここではお金のあるなしはまずは置いておいて、どのような心構えがあれば日々満ち足りた生活を送れるのかを説いています。

 そしてそれは「徳」であると。

 大学に「十目の視るところ、十手の指すところ、それ厳なるかな。(大学伝六章)」と言う言葉があります。人の行動は常に大勢の前にさらされている。その行動を見ている人の目は厳しい、と言う意味です。これら大勢の目にさらされていたとしても、まったく自分の中に恥じる部分がないと言い切れる心境であれば、心広く体ゆたか状態となり気持ちにも余裕が生まれてくるのです。

 そのためにも「誠意」をもって「その独りを慎む」行動が大事になります。独りを慎むとは、会社に行く前や、仕事の前に「徳を磨き高めるため」の「心学」の音読・素読を私は、どちらの企業様にも勧めています。

 何故かといいますと、「辟する」こと「偏る」ことはよろしくないからです。先日も書いていますがもう一度紹介します。

 「人はその親愛する所において辟(へき)す。その賤悪(せんお)する所において辟す。」大学伝八章。
 人は誰でも好きな相手に対して偏った判断をする、おなじく、嫌いな相手に対しても、偏った判断をする。
 「好みてその悪を知り、悪(にく)みてその美を知る者は、天下にすくなし。」大学伝八章
 好きな相手にも欠点があるし、嫌いな相手にも美点はあるが、冷静にそれを判断できるものは極めて少ない、という教えです。
 大学伝八章の教えは、極めて大切です。私たちの普段の生活の中には好きな者もいれば嫌いな者もいます。
 当然好きな人と一緒にいると楽しいし、できる事ならば嫌いな人とは一緒に何かしたくないものです。
 しかし、「組織」が行動する場合「好き嫌い」と言う基準で判断すると冷静な判断が出来なくなりとても危険です。今日の政治を見ていますと、このような匂いを感じてしまいます。
 あなたが嫌いでも、組織にとってはそこにいる方が、ずっと有益な事は多くあるでしょう。「人はその親愛する所において辟(へき)す。その賤悪する所において辟す。」つまり、好きな人にも悪い点はあるし、嫌いな人にも良い点はある、と大学は解いています。

 私たちは徳を高め辟することを少なく出来れば、多くの人と親しむことができ、豊かな人生と化していくのです。日々心学の書を読み、デトックスして出勤しましょう。

 

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