四つの芽

おはようございます。
 人間が動物とちがう点はほんのわずかです。「おもいやりと正義とを基準に行動できるか、できないのかの一点にあるのです」。

 「人みな人に忍びざるの心あり。人みな人に忍びざるの心ありという所以(ゆえん)は、今人たちまち孺子(じゅし)のまさに井(せい)に入らんとするを見れば、みな怵惕惻隠(じゅつてきそくいん)の心あり。交わりを孺子の父母にいるる所以にあらざるなり。誉れを郷党朋友(きょうとうほうゆう)に要(もと)むる所以にあらざるなり。その声を悪(にく)んで然るにあらざるなり」(孟子、公孫丑章句(こうそんちゅうしょうく)上6)
(人間には、他人の不幸を黙って見ていられない同情心というものが具わっている。その証拠に、今ヨチヨチ歩きの幼子が井戸に落ちそうになるのを見たなら、誰だって思わずハッと心を痛めて幼児を助けようとするだろう。なぜ助けようとするのだろうか?幼児を助けて両親に取り入るため?人命救助をして知人や友人から褒めそやしてもらうため?逆に何もしないでいて後から非難されるのがイヤだから助けるのか?そうじゃあるまい。そんな損得勘定をする暇(いとま)もなく思わずハッとして自然に心や身体が動くのだ。)
 今の時代だからこそ孟子の「惻隠(そくいん)の情」が大切ではないでしょうか。人は人によって人になっていくのです。人の愛情によって育つのです。無意識的な行動を通して人様を観察しますと、「人の不幸に同情する心、不善を羞じる心、人様に譲る気持ち、正誤を判断する能力」の四つを持っていることがわかります。
 悪いことをするときにはコソコソやったり、席を譲らないときには寝たふりをしたり、それこそ善悪の判断能力や譲りたい気持ちを持っている何よりの証拠なのです。
 逆に、そうした気持ちをまったく持っていない者は人間とは呼べないのです。この人間に生まれつき具わっている四つの性質は、私たちが到達すべき最高の目標でもある「仁愛」「正義」「礼儀」「智能」の「芽に当たるものです」。
 この「四つの芽を持って生まれついていることこそ人間を動物と異ならせ、人間を人間たらしめている最大の特色なのです」。大切に四つを育てましょう。

 明日は第2日曜日、心華寺・金港辯財天様「水子供養祭法要」午前10時より行います。あなたしか知らないお子様です。お子様とのお話、ご焼香をお待ちしております。

 そして明日午後1時半より4時までNPOこころのはな第35回「ひきこもり女子会」を開催します。午前10時からは「蕎麦打ち体験」を致します。無料です、ご参加の方はご連絡下さい。0774-45-5561。お待ちしております。

 昨日入山されましたCMA様主催「リーダーシップ禅寺合宿研修会一泊二日」ご参加の皆様、夕方までポストにベスト、ご精進下さい。
 今日の週末、身近な人へのちょっとした思いやりを大切にしましょう。

 

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。
☆「仕事運が良くなる」日々の四つの実践徳目:慈悲の心を持つ(思いやりは勇気)・質素倹約(物心両面のゆとりがなければ心貧しくなる)・謙虚な心(争いを生まない)・一隅を照らす(ポストにベスト)。
※どのようなことでもご相談下さい。人生開運相談。辯財天秘法・開運姓名判断(名は体を表すと言います。幸運を引き寄せる鑑定を致します)。
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地鎮祭。交通安全祈願。厄払い祈願。運気向上護摩祈願。各種祈願を承ります。
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