虚心合掌

おはようございます。

愛宕寺「月例・幸福開運護摩祈願祭」ご参拝ありがとうございます。皆さんとご一緒に祈る、何とも言えない安心感がわき上がり嬉しいものでありご本尊様同様私の支えです、感謝致します。「南無十方仏(十方に御仏がおられる)」、この言葉通りです。護摩の炎が美しく炎との一体感の喜びが何とも言えません。
心華寺では昨日から一泊二日M&Uスクールが開講されています。受講生の皆さん涼しくなり学びやすくなりました。無心に学び今後の人生の糧として下さい。留守をしていても心華寺を活用下さる皆様にも本当に感謝致します。これも南無十方仏です。
「虚心合掌」。
「こしんがっしょう」と読みます、皆さんが普段に行っている手を合わせる「合掌の基本形」。手を合わせることは「対します仏に虚心になること」を表しています。「御仏と我とが一対となる」。
自分を虚しくすることは難しいものです。では虚心になるとはどういうことでしょうか、教えを「自身の体を通して体現すること」を「虚心」というのです。
ですから人様に対して合掌することは「あなたと一体ですよ」という意味ともなり「あなたのために働きますよ」という意味合いでもあるのです。これが「虚心合掌」の心です。
虚心坦懐(何のわだかまりもないすなおな心で、物事にのぞむこと)で何事にでも相対するということです。
誰とでもそのような心で対すれば騙されるのではないか、という質問をされる方がありますが、それはノーです、そのようなことはあり得ません。
騙されるとすれば虚心坦懐で会っているのではなく、「欲心で会っている」からです。
虚心坦懐とは「鏡のような心を言います」。相手を映すのです。ですから欲心を持って近づいてくる人は自分の姿が映し出された姿を見ますから、恐れおののき恥ずかしさのあまり去ってしまうのです。
しっかり五欲のあることを知って溺れないようにしなければなりません。「虚心に御仏の教えを体現」しようとすれば「五欲に惑わされず確かに安定した繁栄がある」のです。
五欲とは「人間がもつ五つの欲。色(しき)・声(しょう)・香(こう)・味(み)・触(そく)の五境に対して起こす欲望。また、財欲・色欲・飲食(おんじき)欲・名欲・睡眠欲の五つ」のことです。
明晩は「にんげん学」小倉講座、五欲に迷わず、虚心に人様と出会えるように学びましょう。会場でお待ち致しております。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。 合掌
 私たちは東日本大震災の復興を応援します。