五穀断ち・塩断ち。懺悔練行

おはようございます。

昨日から誠澄は「五穀断ち・塩断ち」に入行しています。五穀とは「米・麦・粟(あわ)・黍(きび)・豆」の五種類です。11月29日正午から12月6日正午までの「断食・断水・不眠・不臥(ふが・横にならない)」入行のための「前行(ぜんぎょう)」(七日間の断食・断水・不眠・不臥行のための心身を調える準備)です。
12月6日は「がん・中風・ぼけ封じ大根焚き・お灸鉢かぶり」加持法要、是非おまいりの上お加持をお受けください。諸病退散にご利益があります。(病とは心身の病であり、家庭の不和、勉強の行き詰まり、事業の行き詰まり等々すべてが病です。皆様の諸病を退散するために捨身の行を行っています)。
当日、皆様お一人お一人に行者・誠澄が「がん・中風・ぼけ封じ・お灸鉢かぶり」加持を修します。そのための法力・加持力を増幅、パワーアップさせるための行です。
五穀を一切口にせず、口にするのは「そば粉が主食」、「野菜、果物」だけを食します。そして「一切の塩分を摂りません」。塩梅(あんばい)という言葉がありますが、食べ物に塩気や梅酢を取り入れ味つけしますと、美味しさが増すことで食欲が増し、コントロールが効かなくなるのです。
行中は食物の素材そのものの命をいただく事で、欲に惑わされないために、加持祈祷に「意識が集中できる状態と化していく」のです。それは自然な意識状態となり和合がなるからです。私も10年間修行しましたので、体感していますので、理解できています。
慾は私たちに具わっているいるものです。ですから悪いものではありません、しかし、慾とは「ほしがる気持ち」。
「慾しがる気持ちをコントロールできなくなると病を生じることになります」。病とは何もいわゆる病気に限りません、人生、事業、家庭すべからくこの慾が原因です。
五穀、塩を断ちますと、自然にコントロールができ、修行に集中できるのです。これが素晴らしいのです。意志を固くすればできるよ、などと高をくくらず、自分をなめず、慢心せず、修行法によって加持力を高めるのです。法に従う素直さが又加持力を増すのです。
何事もそうですが、「自身と他者が力を合わすことで何十倍もの力となる」ことは皆さんも、よくよくご存知のはずです。
正しい法と行者自身の法に対する真摯な気持ちを合わせることで、皆様への加持力がいや増しに増して「がん・中風・ぼけ封じ。諸病退散」となるのです。
そこに又行者が「「断食・断水・不眠・不臥」の捨身の行で祈祷しました「大根焚き」を食べることで「内外共の心身のご利益が得られる」のです。
五穀断ち、塩断ち行と共に「懺悔練行(さんげれんぎょう)」と称します。六根懺悔(ろっこんさんげ)の行、宇治市内の山河、神社仏閣を巡り歩き祈りながら、六根(眼・耳・鼻・舌・身・意の六つ)により意識するしないに関わらずに犯した罪科を懺悔し歩く行を行じています。歩いているときは心中に「六根清浄、六根清浄と唱えながら歩く」のです。
皆様の六根も清浄になるように行ずるのです。10月11日から31日までは往復15キロ、11月1日より11月21日までは33キロ往復(33は、観音様の化身の数)、そして最後11月29日より12月6日まで「断食・断水・不眠・不臥」を一週間行じ皆様へお加持をさせていただくのです。
正しく命がけ捨身の行。御仏、ご本尊金港辯財天さまに命をお与(あず)けする行です。法、教えのままに行ずる行にご利益があるのです。今夜は伊丹のYさんが15キロの懺悔練行に随喜くださるそうです。これも大変な功徳、ご利益が得られます。どうぞ懺悔練行中に大願・心願をお持ちの方一度ご是非ご随喜ください。商売繁盛、病魔退散、学芸上達等々のご利益大であります。
今日はお休みで連休中でもありますが、一週間の始まりです。どうぞ心静かにお過ごし下さい。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。
日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。  合掌
懺悔練行へ。