人生のポイント、日々の出会いと別れ - 毎日読む心の栄養ドリンク

おはようございます。

　平成最後の「にんげん学」講座を昨夜終えました。ご出席の皆様方には心より感謝いたします。令和元年からも学び続けます、今後ともよろしくお願いいたします。ありがとうございます。
　私たちは日々、出会いと別れを日常に行っています。だからこそ日々の出会いと別れは大切です。言行一致を心がけ、態度も笑顔で尊敬の念で出会う、非礼を働いてはなりません、非礼を見ても、聞いても、左右されないようにしましょう。人は常に初対面での思いで私はお出会いします。
　昨日、山口、九州の師友の皆様と学びました「老子」、私たちの深い心の内面を語っています。
　人間は平等です、しかし、男女の違い、年齢の違い、仕事での上下関係、長幼の序、様々な違いがあるのが現実です。一言で平等とは言い切れません、違いがあるからこそ、お手本に出来たり、やってはいけない悪い見本の方も知ることが出来ます。
　だからこそ、謙譲、謙虚、謙下（けんげ）が大切です。へりくだり、諂（へつら）い阿（おもね）り、追従（ついしょう）ではなく、心からの謙譲。心から行わなければメッキは直ぐ剥がれます。だからこそ日常の慎みが大切です。意識して無意識に出来るようにしましょう。
　ちょとした言動で人は人の逆恨みを買う場合があります。私の職業は幸いにして、私が言動を誤れば、来られなくなりますので、ああ、対応がまずかったのだ、言動を誤ったのだと分かり、反省を行い直ぐ修正するようにしておます。

　皆様のお仕事の世界では、殆どの皆さんは、家に帰っても又翌日は出社という日常です。だからこそ、日々新たな気持ち、前日の気持ちを引きずらず心を一新してのお出会いが大切です。
　昨日学びました老子「79章」、「大怨（だいえん）を和（やわ）らぐるも、必ず余怨有（よえんあ）り。安（いづく）んぞ以て善と為す可（べ）けんや。是（ここ）を以て聖人は左契（さけい）を執るも、而も人を責めず」。
　意は「一度深刻な怨みが生じると、たとえ表面的に和解できたとしても、必ず後々まで怨みが残るもの、だから、怨みを生じさせないように、割り符（貸した証文、約束）を取っても、それで人を責めたりするな」と老子は私たちに教えています。
　仕事では誰でも失敗はします。トラブルは起こします。時に、注意しないわけにはいきませんし、注意すべきです。そして、二度と失敗するなよ（契約、約束）と話し別れても、怨みは残るよ、と教えているのです。怨みが残れば、相手のやる気、モチベーションは落ちて、やはり同じ過ちを起こす可能性が大となるのです。注意をするということは相手が自覚し反省してくれることが主であって、注意することが主ではありません。この思いが大切です。
　では、どう対処すればいいのでしょう。過ち、トラブルが生じたとき、「指示した方にも原因があることを明快にする」「指示された方も報・連・想を怠ったのだと反省する」「失敗はチーム全体の失敗と仲間一同が自覚する」。それを一人に負わせると「怨みが残る」こととなるのです。
　怨みを少なくするには「一緒に考えることです」「一緒に反省し、チェックすることです」一人の責任にしないことです。
　一言で人間関係を壊し、一言で会社をつぶします。人間関係のトラブルの原因の多くは「慣れと不敬、怠慢から生じます」「言葉の丁寧さに欠けているのです」。それは謙譲を忘れ慢心し人生を甘く見ている結果が争いでもあります。日々心学の書を読み己を見失わないためにもデトックスする要、大事がここにあります。
　常に出会いと分かれの連続であることを知り、楽しくそして充実した出会いを重ねてまいりましょう。今日も相手様を思いやり心に響く素敵な会話をしてください。
　来月令和元年の小倉講座は5月27日（月）午後6時です。お元気にお過ごしください。昨夜はありがとうございます。
　
世界平和をお祈りいたしましょう。Ｆｌｏｗｅｒ　ｉｎ　ｙｏｕｒ　ｍｉｎｄ・ありがとう・心に華を咲かそう。
日々の徳目、勤勉・質素・社会と人のために一隅を照らす。
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