背伸びしない楽しい人生

 

 

おはようございます。


 「にんげん学」京都講座「老子を読む」ご出席の皆さんありがとうございます。お暑い中、雨の中ご一緒いただき感謝いたします。
 心学、心は、物作りの学びと違い、その受け止め方は千差万別。人によって解釈、受け止め方が違って当たり前だという認識を持つことから始めなければいけません。老子第1章に「道は常の道に非ず」「名は常の名に非ず」とあるように、普遍性、道というのは、真ん中を歩いても、端を歩いても道であるのです。同じ道(学び)を歩いていても、早い人もおれば、遅い人もいるのです。解釈も違うのです。そのようなことで人生ウロウロしているようではいけません。
 名も、肩書きも変わりますし、偽名を使う人もあります。同じ物でも地方によっては呼び名が変わるが如しです。
 しかし、人間は欲に惑わされずにあれば、その人の言葉にも、肩書きにも惑わされずに、確かに見ることができる、言動の違いを見るのです。心学の書を読み続ける謂(い)われがここにあるのです。
 昨日学びました老子22章「企(つまだ)つ者は立たず」、「余計な仕業はするな」という教え、読みますと、皆さん納得するのです。納得するのですが、人間の性(さが)といいますか、業(ごう)といいますか、現実では「背伸びする、余計な仕業をする」のが人間です、だから豊かにゆったりと仕事に人生に対せなくなる原因を作ってしまうのです。22章ご紹介します。
 「つまさきで背のびをして立つ者は、長く立てない。大股(おおまた)で足をひろげて歩くものは、遠くまでは行けない。自分で自分の才能を見せびらかそうとするものは、かえってその才能が認められず、自分で自分の行動を正しいとするものは、かえってその正しさがあらわれない。自分のしたことを鼻にかけて自慢するものは、何ごとも成功せず、自分の才能を誇(ほこ)って尊大にかまえるものは、長続きしない。
 それらのことは、根源的な無為自然の「道」の立場からすると、余分な食べもの、よけいなふるまいというものである。余分な食べもの、よけいなふるまいでは、だれもがそれを嫌うであろう」。
 いかがですか、何度も素読、音読して体読してください。情感、感情を味わって下さい。私たちの心は自分自身でも「なんでこうなるの?」と思うくらいに、意のままになりません、目の前の世界に左右されるのが心でもあるからです。
 だからこそ自分自身を戒めるため「日々の体読」が大切となるのです。「外に奪われようとする真実の自身を取り戻すために」。人間性の幅が広がれば「背伸びも」「見栄も」「ハイジャンプも」「競争も」せず、現実を受け入れ、「糧」として淡々と楽しく日々を過ごし、豊かに暮らせるのです。
 人生は競争するためでなく、自分自身を豊かにすることが人生。つま先立つ、背伸びをするという行為は心を人に奪われていることです。そのような楽しめない人生は捨てましょう。
 生きることは、修養を楽しむことで豊かな日々とできるのが良いのです。色眼鏡(偏った固定観念)を掛けて世間を見れば色が変わります。心を無為無心にして確かな姿、真実の姿を見ましょう。そうすることで確かな対処、対応ができ、自他共に一層親しみ信頼感を厚くし仕事ができていくのですご精進下さい。
 明日はNPOこころのはな「子ども食堂」開店日です。午後4時から7時開店します。明日の正午まで予約を受けつけております。0774-45-5561。小学生以下は無料。中学生以上保護者の方は300円ちょうだいしております。お待ちしております。

 「子ども食堂」にボランティアいただけます方を募集しております。午後5時から8時くらいまでです。後片付け、洗い物のお手伝いです。国の宝であります子供さんのため皆様のお力添えを宜しくお願い致します。
 今日も無理をせず情熱を持ち淡々と目の前の仕事にポストにベストを尽くしてお過ごし下さい。

 

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。
☆「仕事運が良くなる」日々の四つの実践徳目:慈悲の心を持つ(思いやりは勇気)・質素倹約(物心両面のゆとりがなければ心貧しくなる)・謙虚な心(争いを生まない)・一隅を照らす(ポストにベスト)。
※どのようなことでもご相談下さい。人生開運相談。辯財天秘法・開運姓名判断(名は体を表すと言います。幸運を引き寄せる鑑定を致します)。電話:0774-44-5380。メールbonsan01@wao.or.jp 相談する勇気が幸運の扉をノックします。
※心華寺で一泊、プチ修行、心身のリフレッシュをしませんか?いつでもお待ちしております。幸運の運気を招く心身を形成します。坐禅、読経、水行、写経、作務、食事作法、法話、非日常体験で、新しい自分発見。プチ修行一泊二日:一万円(午後2時入山、翌日午後1時下山)。各種ご相談料、一案5千円。
※お子さんとご一緒に修養しませんか!同じ価値観を持てば絆が深まります。

☆「にんげん学」京都講座ご出席の皆さんありがとうございます。来月は9月9日(月)となっています。

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